Thema:ヘリコバクター・ピロリ
ストレスが原因と考えられてきた胃・十二指腸潰瘍、実はこの菌が原因で起きることが多いのです。
 ピロリ菌という名前を耳にされた方は多いと思います。細菌が生存できないと思われていた胃酸という強い酸の中でしか生きられない特殊な細菌で、日本人では40歳の方の30%、50歳の方の50%が陽性です。

 実際、胃・十二指腸潰瘍、胃がん(98〜99%)はこの菌が原因である場合が多く、薬で治療可能です。簡単な検査(尿検査、血液検査、便検査、呼気検査;いずれも当院で施行可能)で判定できます。治療は胃液の酸度を低くする薬とピロリ菌に効果がある抗生物質を一週間内服する方法が一般的です。

一度除菌に成功すれば再感染する可能性は低く、潰瘍の再発率は低いです。長期間潰瘍でお悩みの方は当院にご相談下さい。
◆ポイント
1.潰瘍の原因はピロリ菌である場合が多い。
2.除菌に成功すれば、再感染の可能性は低い。

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